ユーザーレポート

築野食品工業株式会社


  米糠油含有化合物のグループ分離
Unison UK-C1 米糠油(こめ油)中には,以下のように構造の異なる低極性グループ化合物が存在します。これらのグループはそれぞれ微妙に構造の異なる分子種からなります。

TAG: トリグリセリド類
STsFFA: ステロール脂肪酸エステル類
OZ: オリザノール類
FFA: 脂肪酸類

通常のODSカラムでは,微細な溶質構造を識別して保持するために,たくさんの分子種ピークが生じ,性質の似たグループごとにまとまった分離することは困難です。
Unison UK-C1カラムは長いアルキル鎖長を持たないために,疎水的識別能はそれほど高くありません。 しかし分子種を識別しづらい反面,性質の似たグループ単位で分離することが可能になります。
本アプリケーションでは,これら4つの脂質群をグループ単位で分離できることが示されています。
それぞれのグループごとに含有量を測定する場合にUnison UK-C1カラムが有効な方法であることが期待されます。


米糠油含有化合物のグループ分離
v(橋本様ご提供)
 

  米糠油に含まれる機能性成分の網羅的分析
Cadenza CD-C18 米糠油(こめ油)にはトコフェロール,トコトリエノールのほか,植物ステロールやトリテルペンアルコールおよびこれらとフェルラ酸のエステルであるγ-オリザノールなど多くの有用成分が豊富に含まれています。そしてこれらは機能性成分として医薬品やサプリメントなどへの応用が現在進められています。
疎水性の高いこれらの化合物を,高分解能Cadenza CD-C18カラムとLC-MSを用いて網羅的に分析する手法を検討しました。その結果APCIイオン化法により,14成分のアイソクラティック分析が可能となりました。
250mm長の高分解能Cadenza CD-C18カラムは,疎水性の高い化合物の分離性能に威力を発揮することが示されました。

米糠油に含まれる機能性成分の網羅的LC-MS分析
(橋本様,澤田様ご提供)
 


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