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Nardis ND-NX は，弱アニオン基と弱カチオン基が導入された「順相＋両イオン交換」カラムです。
順相モードにおいて溶質は移動相の極性を低くすると吸着し，極性を上げると溶出します。
酸性化合物は酸性pHで強く保持され，pHとイオン強度を上げると溶出します。
塩基性化合物は中性pHで強く保持され，pHを下げイオン強度を上げると溶出されます。
アミノカラム (Unison
UK-Amino) の分離改善
高極性でイオン性が強くない核酸関連化合物の保持・分離改善に効果を発揮します。
ヌクレオシド
ギ酸アンモニウム下アセトニトリルの減少
ヌクレオシド系抗腫瘍薬（ゲムシタビン）
ギ酸アンモニウム下アセトニトリルの減少
キサンチンオキシダーゼ関連化合物
ギ酸酸性下アセトニトリルの減少
抗ウィルス薬
ギ酸酸性下アセトニトリルの減少
ウリジン異性体
酢酸酸性下アセトニトリルの減少
アデノシン代謝化合物
アセトニトリルの減少，ギ酸からギ酸アンモニウムへのグラジエント
テノホビル（抗ウィルス薬）
アセトニトリルの減少，ギ酸からギ酸アンモニウムへのグラジエント
塩基性物質のの保持・分離の改善も期待できます。
局所麻酔薬（リドカイン，アドレナリン）
アセトニトリルの減少，ギ酸アンモニウムからギ酸へのグラジエント
単糖類の保持が改善できる場合があります。
キシルロース，キシリトール，キシロース
アセトニトリルの減少，酢酸アンモニウムの増加
弱イオン性の糖類であるウロン酸やアミノ糖の同時分析に可能性があります。
グルコース，グルクロン酸，グルコサミン
アセトニトリルの減少，酢酸アンモニウムから酢酸へのグラジエント
ペントース，ヘキソース，ウロン酸，アミノ糖 のグループ分離ができます。
単糖類のグループ分離
アセトニトリルの減少，酢酸アンモニウムから酢酸へのグラジエント
シリカカラム (Unison
UK-Silica) の代替
従来シリカによる水系順相モードの代替が可能です。
ベンフォチアミン（ビタミンB1誘導体）
酢酸酸性下アセトニトリルの減少
ヌクレオシド系抗腫瘍薬（ゲムシタビン）
ギ酸酸性下アセトニトリルの減少
リン酸化合物への適用（メタルフリーカラム）
メタルフリーカラムを用い順相＋イオン交換モードを適用すれば，逆相カラムでは極めて困難なヌクレオチドや補酵素などのリン酸化合物の保持・分離が簡単にできます。
核酸系旨味成分（イノシン酸，グアニル酸）
アデノシンリン酸（AMP, ADP,
ATP）
モノヌクレオチド（UMP, AMP,
CMP, GMP）
デオキシモノヌクレオチド（dTMP,
dUMP. dAMP, dCMP, dGMP）
補酵素（NAD, NADH）
補酵素（NADP, NADPH）
フラビン補酵素（FAD, FMN）
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