Cadenza C18シリーズ

Cadenza HS-C18


 

親水性高分子排除型ODSカラム

 

(カデンツァ)

 
     
 

特長

世界初:親水性/疎水性ハイブリッドODSカラム

血清(血漿)直接注入

親水性高分子排除/疎水性低分子吸着

液剤中の薬物分析

LC-MS対応

豊富なカラムサイズ: 内径 0.075 - 10mm /長さ 10-250mm

 
     
 
水に沈むODS: Cadenza HS-C18
 


 

おもな仕様

粒子径3μm

基材: 全多孔性高純度シリカゲル

リガンド:オクタデシル基,親水基

対象分子量:約30kDa以上排除,以下吸着

pH使用範囲:pH 2-8

上限圧力: 25MPa

USP Code: L1

 

  血清中の薬物を直接分析するための血清直接注入カラムは従来から存在しますが,それぞれに以下のような難点があります。

1) カラムスイッチングによる前処理専用カラムはLC装置構成が複雑

2) 有機溶媒濃度に制約のあるアイソクラティック分析カラム

3) 移動相にリン酸緩衝液が必要なLC-MS非対応カラム


Cadenza HS-C18 は,血清直接注入のできる世界初の親水基/疎水基ハイブリッドODSカラムです。
血清中の高分子蛋白質であるアルブミンを充てん剤細孔から排除する一方,血清中の低分子薬物は細孔内に疎水的に保持させ,有機溶媒グラジエントで溶出分離する機能を有しています。

血清前処理工程を簡略化できるため,迅速分析が求められるTDMの分野で応用が期待されます。
近年需要の多いモノクローナル抗体製剤の安定化剤としての界面活性剤濃度を品質管理するために盛んに活用されるようになってきました。
また本製品はタンパク質以外の親水性高分子にも有効であり,注射液など液剤中の親水性高分子と薬物の分離にも利用されています。

Cadenza HS-C18 は,タンパク質や親水性高分子溶液に含まれる低分子化合物をLC-MS分析することが可能であり,血液分析や製剤分析など各分野における普及が期待されます。
 

技術情報

Cadenza HS-C18 アプリケーション

抗体水溶液中の界面活性剤

血清中のミノキシジル [NEW]

ウシ血清中の抗てんかん薬

ウシ血清中のパーフルオロアルキル酸

ポピドン水溶液中のジソピラミド

HPC水溶液中のベラパミル

CMC水溶液中のリドカイン

アルギン酸Na水溶液中のスルファメトキサゾール

ゼラチン(タンパク質)水溶液中のカルシトニン(ペプチド)


固定相構造

タンパク質排除限界分子量 30kDa

血清中薬物の溶出特性

充てん剤バッチ間再現性

pH耐久性

ユーザーレポート
 

モノクローナル抗体(mAb)製剤中の界面活性剤の分析

(Amgen, USA)

血漿中の抗てんかん薬(AEDs)のLC-MS/MS迅速定量法

(Inha University, KOREA)

LC-QTOF MSによるノンターゲットメタボロミクス

(Korea Institute of Science and Technology, KOREA)

血清直接注入による新規ミカファンギン血中濃度測定法の開発

(岐阜薬科大学, JAPAN)

血漿直接注入法の実用性

(東和薬品, JAPAN)

 
文献情報

Cadenza HS-C18 文献 NEW

関連情報

メタルフリーカラム (HS-C18 MF)

HS-C18価格表(日本国内)


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