Scherzo C18 Family

  Scherzo C18 固定相の表面構造と移動相設計
世界初の新発想
ODS+アニオン+カチオン リガンド
リガンドイオン量のコントロール
  Scherzo C18ファミリーは3種類のカラムがあります。 3種類のカラムはいずれも「ODS+アニオンリガンド+カチオンリガンド」という共通した構造をとっています。しかしそれぞれの固定相は異なるイオンリガンドの強度と導入量であるために,イオン性化合物の保持に関するカラム間の違いが大きく現れます。
 
 
 ■SS-C18
強イオンリガンドを多量に導入したODS固定相で,通常のODSでは保持できなかったイオン性の化合物に威力を発揮します。
双性イオンや弱カチオンなど,比較的弱い電荷を持つ溶質を保持させたいときに有効です。
 
 アマドリ化合物の例
  移動相A: water / formic acid = 100 / 0.3
移動相B: acetonitrile / 100mM ammonium formate = 20 / 80
 
 
  ギ酸からギ酸アンモニウムへpHとイオン強度を変化させるイオン交換作用と,有機溶媒濃度を上昇させる疎水的相互作用の両モードにより吸脱着させています。
 
 
  シキミ酸,リンゴ酸の例
  移動相A: 10mM ammonium formate
移動相B: water / acetonitrile / formic acid = 75 /25 / 0.5
 
 
  弱イオンのカルボン酸の場合は,中性・低イオン強度でイオン的に吸着させ,移動相pHを下げるイオン交換作用(移動相ギ酸イオンと交換)により脱着させています。
 
 
 SS-C18のアプリケーション
     
 ■SW-C18
  強イオンリガンドを少量導入した新発想のODS固定相で,SS-C18では溶出しにくい比較的強い電荷を持つ溶質に有効です。
 
 
 有機強塩基触媒の例
  移動相A: water / formic acid = 100 / 0.1
移動相B: acetonitrile / 100mM ammonium formate = 60 / 40
 
 
  ギ酸からギ酸アンモニウムへpHとイオン強度を変化させるイオン交換作用と,有機溶媒濃度を上昇させる疎水的相互作用の両モードにより吸脱着させています。SS-C18では保持が強すぎて溶出しにくい場合に有効です。
 
 
 オレキシン(ペプチド)のLC-MS分析例
  移動相A: water / HCOOH = 100 / 0.1
移動相B: 150mM HCOONH4 / acetonitrile = 40 /60
 
 
  等電点以下のギ酸酸性で吸着,pHとイオン強度および有機溶媒濃度を上昇させてイオン的疎水的に脱着させることが有効です。
 
 
 SW-C18のアプリケーション
     
 ■SM-C18
  弱イオンリガンドを適度に導入したODS固定相です。中性移動相で酸性物質も塩基性物質も適度に保持するような汎用的な設計がなされています。 四級アンモニウムのような強カチオンにも有効です。
またUnison UK-C18 と比較できるようにも設計されており,イオン性の有無による保持・分離特性の違いを把握することもできます。
 
 
 アムロジピン ベシル酸塩 (血圧降下薬)の例
  移動相A:   10mM ammonium formate
移動相B: 100mM ammonium formate / acetonitrile = 30 / 70
 
 
  ギ酸アンモニウムのイオン強度変化によるイオン交換作用(吸脱着)により,カチオン(アムロジピン)もアニオン(ベシル酸)も同時分析できます。 他のScherzoC18カラムよりもイオン的作用が弱いために,適度な保持と比較的シャープなピークが得られます。
 
 
 塩化ベンザルコニウムの例
  移動相A:  10mM ammonium formate
移動相B:  methanol / formic acid = 100 / 0.5
 
 
  四級アンモニウムのような強カチオン化合物の場合,中性pH低イオン強度条件で吸着,pHを下げて弱アニオンリガンドの解離を抑制することにより,イオン交換的に溶出させることができます。
 
 
 メバロン酸とラクトンの例
  移動相:  5mM ammonium formate / acetonitrile = 90 / 10
 
 
  Scherzo SM-C18を用いて中性pH低イオン強度条件下においてメバロン酸はアニオンとしてカチオン固定相と相互作用し保持します。 一方Unison UK-C18にはイオン交換作用がないので,解離したメバロン酸は早く溶出します。
これに対しメバロノラクトンは非イオン性であるため,SM-C18の設計上,UK-C18と同程度の疎水性を示します。
このように,SM-C18とUK-C18を中性pHの同一条件で分析することにより,溶質にイオン性があるかどうかを判別することが可能となります。
 
 
 SM-C18のアプリケーション
     
  SM-C18 カラムの汎用的な使い方
 ■非イオン性物質の溶出挙動
  イオン交換作用を持たない非イオン性物質に関しては 3種類のScherzo C18 は類似した溶出挙動を示します。  
アセフェート(農薬)の例
 高極性酸性物質にはIntrada Organic Acid カラムをお薦めします
  有機酸や無機酸,有機リン酸で分析が難しい化合物に関しては,LC-MS専用の Intrada Organic Acid カラムが推奨されます。  
 アミノ酸にはIntrada Amino Acidカラムをお薦めします
  アミノ酸およびその関連化合物は,LC-MS専用の Intrada Amino Acid カラムが推奨されます。  

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