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圧力の単位、統一されているようで実はバラバラ?
HPLC装置の圧力表示を見ると、psi
や bar、あるいは
kgf/cm²
など、さまざまな単位が使われていることに気づきます。現在、圧力の国際単位(SI)は
Pa(パスカル)
であり、科学論文ではこの単位を使用するのが望ましいとされています。
しかし実際の現場では、依然として psi(ポンド/平方インチ)や
bar(バール)が根強く使用されており、kgf/cm²(キログラム重/平方センチメートル)も日本ではまだ見かけることがあります。
詳しくは過去のコラム【第5回:圧力の単位について】をご覧ください。
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単位変換が面倒… そんなときはこのツール!
HPLCの耐圧や使用圧力を確認するとき、異なる単位で記載されている仕様を比較したり換算したりするのは意外と煩雑です。
例えば:
こうした換算を手計算でするのは非効率。そこで、圧力単位の変換を簡単に行えるように、ImtaktオリジナルのPHPツールを用意しました。
👉
圧力単位変換ツールはこちら
このツールでは、Pa、bar、psi、kgf/cm²、MPa
などの相互変換が一発でできます。
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変換だけじゃない!許容差チェックにも使える
このツールは単なる換算だけでなく、HPLCで使われる圧力の目安や許容範囲の確認にも役立ちます。
たとえば、以下のような情報を整理したいときに便利です:
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現場の「単位ミス」を防ぐ一助に
実験ミスや機器破損の原因として、単位の取り違えは意外と多いものです。
「psiとkgf/cm²を勘違いしてカラムが破損…」という話も耳にします。
本ツールを日常的に活用すれば、そうしたトラブルの予防にもつながります。
👉
Imtakt 圧力単位変換ツール
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